参加者 HBC:桑畑・越野夫妻・冨原・竹田・松原  STV:北島夫妻・佐藤
HTB:長谷川  UHB:鹿股・中西  賛助会員:堀井

ぎふ長良川鵜飼い 2日間
 

今回の北海道民放クラブ旅行会は、7月の室蘭工場群夜景観賞に続き、クラブツーリズムの企画ツアーに便乗した。その名は「ぎふ長良川鵜飼2日間」。
古典漁法を今に伝える長良川鵜飼のほかに、戦国時代の歴史の舞台になった岐阜・滋賀県の各地を併せて巡る旅だ。「わずか2日間の日程はきついのではないか」との声も聞こえてきたが、13名の参加者を得て秋の深まりを強く感じる新千歳空港を10日8:45発のJAL3100便で名古屋中部国際空港へ飛び立った。

日程を簡単に紹介する。初日:中部国際空港 →郡上八幡 →関刃物センター →金華山ロープウエー →山頂で岐阜城など見学 →長良川鵜飼 →岐阜羽島ホテルへ。
2日目:ホテル →近江八幡 →長浜 →関ヶ原古戦場 →中部国際空港 帰路へ。
確かに一部からご指摘のあった通り多少厳しい行程だったかもしれない。
しかし、厳しさは別のところにあった。
この旅行、初日の札幌の気温が最高22℃/最低13℃、岐阜市30℃/19℃、2日目:札幌17℃/12℃、長浜27℃/16℃だった。
札幌では多くのお宅で暖房が入り、そろそろ冬支度に備えた身体が、現地の方も驚くいきなりの30℃ゾーンへ再突入。これが一番堪えた。しかし、参加者全員無事帰還(大げさ)。
日ごろの健康管理の素晴らしさを証明することとなった。

ところで、ツアーの目玉イベント「長良川鵜飼」に触れよう。
多くの方がご存知のように、この鵜飼は鵜の長い首元を紐で縛り、鵜が捉えたアユを首の中にとどめ鵜匠が手で首の根元から上にこすり上げてアユを吐き出させる漁である。
アユを呼び寄せるため日が落ちて暗くなった川面をかがり火で照らす。鵜匠の烏帽子や黒の漁服、藁の
腰蓑など伝統的な服装とかがり火が幻想的な雰囲気を醸し出す。1300年以上の歴史と世襲制の鵜匠、その職名も「宮内庁式部職鵜匠」と聞くとなおさらだ。

 右の写真は漁の前に観光客に鵜飼の説明をする鵜匠


昼間の30℃を超える暑さのあと、暑くなく寒くもない川風と観覧船に身を任せ、ビールでのどを潤し始めたころ数発の花火を合図に漁が始まった。6艘の鵜舟が抽選で決めた場所で鵜飼が始まった。それぞれが巧みな舟裁き・綱裁きで鵜飼が進む。

漁の前に準備を整え待つ鵜舟
 

始まった。鵜飼
 

すべての鵜舟の漁が終わると次は最大の見せ場「総がらみ」である。
これはすべての鵜舟が隊列を組み共同作業でアユを追い込み一気に大量のアユを捕獲するものだ。
その準備の間に観覧船は船体の長手方向の半分くらいを重ねてロープでつなぎ、漁の観覧席を作って待つ。その間アユ弁当とアルコールを堪能していたが、突然のサプライズが待っていた。

なんと、芸者さんと今では数少なくなった幇間さん、それに舞妓さんが現れ、 それぞれの芸を披露してくれた。嘘のような話だが本当の話である。
ただ正直言えばロープで当方の船と結ばれた隣の豪華観覧船の話だ。
したがって、その写真はご披露できない。残念だ。


一斉に6艘の鵜舟がアユの囲い込みにかかる「総がらみ」のスタート
これで我々の船内は大いに盛り上がり、いい気分で「総がらみ」を楽しむことができた。そして漁が終了。
アユの油で汚れた鵜舟内を洗う様子や、かがり火を川につけて消す作業なども至近距離で観ることができた。そして一気に静寂が戻った。
「おもしろうて やがてかなしき 鵜舟かな」(芭蕉)の気分である。
今回の目玉イベント「ぎふ長良川鵜飼」は参加者から大満足を得て終了した。
上の二句は、松原さんが観覧船の中で即興で詠まれた句です
ところで、琵琶湖名物「鮒ずし」をお土産に購入した方が二人いらっしゃる。
猛烈な強い臭気でとかく話題の「鮒ずし」。同じような臭気では鯵などを素材とし伊豆諸島で生産される「くさや」や、果物の王様と称されるものの、その強烈な臭気で敬遠されがちな「ドリアン」が有名だが、果たして自宅に帰って食した後の感想は如何だったのか。
その感想と他の訪問地、それを詠んだ松原さんの俳句と併せ、ページを改めて こちら (その2)で紹介する。

(文:北島 写真:長谷川・越野・北島)