日光 陽明門前で

参加者 奥津、越野夫妻(HBC) 北島夫妻(STV
長谷川(HTB) 鹿股(UHB


北海道民放クラブ旅行会、今年は春の旅行会が実施出来なかったため一度きりになってしまいましたが、115日から7日の日程で、JTB主催の「草津・日光・鬼怒川3日間」という企画に便乗して実施しました。
出発は余裕の11時新千歳発。この上ない晴天に恵まれ、幸先の良いスタートを切ったのです…が…

1日目は殆どがバスでの移動で、都内観光が出来ると思いきや、羽田を過ぎて大井からいきなり入ったトンネル(山手トンネル)がなんと総延長18.2km!出たところは既に23区も果ての板橋区手前。じきに埼玉県です。一体どこを走っていたのか見当も付かない、あっという間の東京縦断でした。

意表を突かれた第一歩でしたが、快適且つ ながぁーいバスの旅で一路草津温泉へ。
色々と物議を醸し、先般の台風でまた有名になった八ッ場ダムを経て、現地到着時にはとっぷり日も暮れて真っ暗。温泉地独特の坂道を歩いて「湯畑」観光となりました。

日本一の湧出量を誇る草津温泉は湯温も高いため、こうして地表に晒すことによって湯温調節と湯の花の採取を行っているそう。


ライトアップされた草津温泉「湯畑」
ライトアップされて観光名所になっており、時間から勘案してここだけが賑わっている状況でした。

初日のホテルではフリードリンクを注文、なんと全員でビュッフェのカンバンまで粘るという快挙を成し遂げました。
今回の参加人数は多分旅行会史上最少の7名ということもあって、このこぢんまりさがなかなか塩梅よくて話に花が咲き、誰も部屋に戻るとは言い出さないのです。いつもに増してコミュニケーションが楽しいひとときでした。

明けて2日目は、まず東洋のナイアガラの異名を採る「吹割の滝」探訪から始まりました。
30m、落差7mという、規模的には御本家とは比較にならないものですが、アーチ型の崖を流れ落ちる姿はまさしくミニナイアガラで、周囲の渓谷とのマッチングとしては、こちらの方が日本人としては馴染める様な気がします。
(写真左:「吹き割の滝」水量豊富だと左右から滝壺に水が落ちる)

あいにく水量が少なく、映像で見る様な迫力には今一歩でしたが、足の悪いメンバーも、無理してでも行って良かったと言う程で、佳いものを見た気持ちで一杯でした。

中禅寺湖での昼食後は、同じ滝でも先ほどの幅広とは対照的な「華厳の滝」。
これについてはとやかく申し上げますまい。筆者にとっては半世紀以上ぶりのご対面に大感動!

(写真右:展望台からの華厳の滝)

いろは坂の下りは車酔いを心配するメンバーもいたのですが、
若いながらとにかく丁寧で、行き届いた対応の運転手さんのおかげで全くノープロブレム。
一路鬼怒川温泉へ。

(写真左:いろは坂のヘアピンカーブには「いろは」の文字とその番号を示す標識が立てられている。上りが「イ」から「ク」迄、下りは「ヤ」から残り20カーブ。写真は最後の手前の47カーブ目「ス」)

鬼怒川温泉には廃業したホテルがそのまま廃墟となってゴーストタウン化した一角があるのですが、その片鱗を見つつチェックインしたホテルは昨日とは打って変わって快適なホテルでした。

写真左:鬼怒川沿いに建てられた温泉ホテル群。上流を臨む

ここでもビュッフェの閉店まで居座りました。


悪いメンバーがいて、ウィスキーを持ち込んでの大宴会。
(目の衰えで、食券に持ち込みはご遠慮下さいと書いてあったと気がついたのは、宴も終わってからだったかなー。…ということにしておきます)


ズワイガニ、ステーキ食べ放題など先ほどまでを挽回する豪華な料理に大満足しての夕食でした。

美味しい朝食にも満足して、既に最終日はメーンイベントでもある東照宮参詣です。

綾小路きみまろ風の駄洒落一杯のガイドさんに先導されて輪王寺から東照宮へ…。

三猿が有名な猿の一生(人の一生を擬猿化)を描いた彫刻から始まって、眠り猫、鳴き龍、陽明門と、宝物が目白押しです。

途中、修学旅行の生徒さん達と一緒に、巫女さんの有り難いご託宣とお守りの売り込みをどこ吹く風と聞き流し、修復なってまばゆいばかりに輝やく陽明門に、自然に日暮らしの門の異名が重なるのを覚えます。本当に行って佳かった!

今回最後の観光は、「わたらせ渓谷鉄道」乗車でしたが、渡良瀬川の河川敷一杯に見事に広がる白御影石を見るために、一番の見どころである足尾駅から神戸(ごうど)駅までの間だけの乗車でした。



足尾駅を出発して間もなく見えた旧工場群?


渡良瀬川河川敷の白御影石(延々と続く)

途中満員乗車の観光トロッコ列車とすれ違ったり、旧国鉄足尾線も三セクで頑張っている様子がよく分かって頼もしいひとこまでした。 

最後の立ち寄り先は埼玉県の東北自動車道羽生PA

ウィキペディアから借用すると…【近隣に栗橋関所があることや、2013年が池波正太郎の生誕90周年にあたることなどから、同年1219日に池波の代表作『鬼平犯科帳』の世界観と江戸の街並みを再現した「鬼平江戸処」としてリニューアルオープンした。建物自体も、江戸時代の雰囲気を出すために、新築した江戸時代風の建物をエイジング加工することで雰囲気を再現している。

正面手前に日本橋の高欄で使用されていた擬宝珠柱を忠実に再現した物が設置されている】…という、一瞬にしてタイプスリップしてしまった江戸風情一杯の場所で、とてもPAとは思えない規模のものでした。

 

さて行程も最終段階です。

前日から羽田空港では断水ということで大混乱だったようですが、JAL側には全く影響がなく快適な待ち時間…というシナリオだったはずが、前便から機材交換のため遅れが出ていて、当便も凡そ一時間遅れでの出発でした。

旭川便は最悪羽田に引き返すというクレジット付きで飛び立ったのを見て、駐車場に置いてある夏タイヤの車が心配だったものの、杞憂に過ぎなかったのが最高の締めくくりでした。 

 (文:越野  写真:越野、奥津、北島)