北海道民放クラブが、目的として第一に掲げるのは社会貢献活動です。
社会活動部会が中心となり、講演会・朗読会・紙芝居公演・撮影ボランティアなど、放送事業で培ったノウハウを生かし社会に役立つ活動を行っています。
 部会長:西野(HBC) 世話人:常本(HBC)・川嶋(HBC

当クラブ伝統の講演会では、放送局の中で働くディレクターやプロデューサーなど、テレビやラジオに現れない作り手の話を聞く機会を催してきました。
また、一般市民の方にも開かれた講演会として、報道部門の元海外駐在員が語る「時局講演会」が好評です。そして、元アナウンサーによる朗読会も不定期で開催しています。イベント運営スタッフを募集しています。



今回は、STV札幌テレビ放送制作技術部の松野史さんを講師に迎えてSTV会議室で開かれました。会場には、いつもの民放に加えてNHKの方など合わせて52名が集まりました。

2018年2月12日、日曜の深夜に高梨沙羅選手が銅メダルを決めたジャンプ。
駆け寄る日本選手たち。あのシーンをご覧になった方は多いことでしょう。
この映像制作にSTVがかかわっていたとは、この話を聞くまで知りませんでした。あんなに日本中が大喜びしたシーン・・・。
オリンピック運営の制約上、ここに詳しく書けないのが残念ですが、ピョンチャン五輪のジャンプ競技では、永年大倉山でのワールドカップ国際映像を制
作しているSTVの実績が認められ関与することになったとのことでした。
筆者も1988年のカルガリー五輪で現地取材を経験しましたが「オリンピック」とくれば断る理由は全くありません。話がきた時の関係者のわくわくした気持ちがよく分かります。しかし、オリンピックの中継は規模が違います。
関係者との打ち合わせは主にテレビ会議ですが、一度だけはヨーロッパまで出かけて行ったとのことでした。
ピョンチャン五輪で競技映像に携わるスタッフは合わせて4,000人で、その中にSTVのスタッフが加わりました、スタッフの国籍は様々です。そして、人員のみの派遣で、中継機材はすべて先方が手配したものを使いますから腕の見せ所です。
中継車はスウェーデン、スーパーループはフランス、そのほかイギリス、オーストリア、ポーランド、ギリシャ、カナダなどが関係しますから、ポジションごとに英語が使える人選が必要でした。

しかも、今回はスノーボード人気の高いアメリカと、ジャンプ競技の観戦者が多いヨーロッパに配慮して欧米のゴールデンタイムに生中継するため、競技時間はアメリカ東部・北欧時間となりました。高梨選手のジャンプは22時からでしたよね。
ですから、朝から外でスタンバイするスタッフは寒さとの戦いでした。深夜に行われたジャンプはマイナス20度だったそうです、ほんとうにお疲れさま。
その分、ロジスティックス(食事・宿舎・輸送・装備)は良く準備されていました。中継車のすぐそばに食堂があり、寒い中動くスタッフを勇気づけてくれたそうです。
STVはジャンプ台で行われた競技を担当しましたが、中継カメラはなんと26台。
98年の長野五輪は14台、72年の札幌五輪は4台ですから、細やかな配慮で作られた映像が、関係者の高い評価を得たのもうなずけます。
朝から夜遅くまでよく動いた、ピョンチャン五輪の25日間でした。

最後に見せてくれた映像は、ジャンプ台に集まったスタッフおよそ 100人の笑顔です。
講演会では、豊富な映像でスタッフの仕事ぶりが紹介され、話をしてくれたのが制作技術のプロフェッショナルだっただけに、とても楽しい報告会でした。
(文:奥津 写真:越野・内田 構成:内田)







朝鮮半島では、韓国の文在寅大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長による南北首脳会談が行われていました。

計算したように、まさにこの日、今年度初の「民放クラブの講演会」が、北海道新聞編集局編集本部次長の橋本克法さんを講師にお迎えして「かでる2・7」で開かれました。
 
橋本さんは、2月末までワシントン支局に勤務されていました。
最新の情報分析をしていただけるという期待感から、会場には一般参加の18名を含めて40名の皆様にお集まりいただきました。

「トランプの二転三転する言動に世界は振り回されてますが、全ては11月の中間選挙での勝利と、2020年の大統領選での自身の再選が念頭にあるのです。
そうと考えると真意が理解できます」と橋本さん。
このポイントに沿って、2016年の大統領選挙から現在の支持率まで細かくデータを用意したお話には説得力があり、会場内では、終始カツカツとメモを取る音が響く、まさに「勉強会」の様相でした。

近く想定されている初の米朝首脳会談については「米朝首脳会談はどちらに転んでもトランプにとって優位に働く。成功すれば歴代大統領がなし得なかった実績を積むことになるし、破談になり仮に武力行使をすることになっても、強い大統領をアピールすることが出来る。戦時下の大統領の支持率は高い」とのこと。

今回の講演では、トランプ政権の復習と予習をさせていただいたカタチになりました。
参加した皆様からは「トランプ政権内部の事情がよく分かった。特に人間関係」「今後、きょうの話を頭の片隅に置いて新聞やニュースを見ると、理解もさらに深まる思う」などの声が寄せられました。

だから、政治は面白い・・・のですね。
(文:西野 写真:越野・内田)



市民に公開して2回目となる「民放クラブの講演会」は、小正月に当たる15日、札幌駅北口のエルプラザで開かれました。
講師は、北海道放送・報道部で活躍された大先輩の小林敬明さん。ご自身がHBCを卒業したあと傾倒している「ロマネスク文化」についてお話しいただきました。
ロマネスクは、10世紀末から12世紀にかけて西欧に広まったキリスト教の美術様式。
小林さんはHBC卒業後、札幌のカルチャーセンターで出会った「ロマネスク芸術」に引き込まれ、2000年からほぼ毎年ヨーロッパ各地を訪れているそうです。
  サン・キルク礼拝堂(スペイン)

撮影準備中の小林さん
サン・クリメント協会(フランス)
  タンパン浮彫(サント・フォア教会)  
  サント・フォア教会(フランス)  
講演会は、ヨーロッパ各地で小林さんが撮影した動画映像を見ながらナマで解説する形式で行われ、フランス、イタリア、スペイン、スイス、ドイツ、イギリス、アイルランドの美しいロマネスク建築が次々と紹介されました。

「ゴシック」建築は大都市の中心部にあり「高い尖塔と豪華なステンドグラス」で知られていますが、その前の時代の「ロマネスク」教会は修道士の静謐な祈りの場であることから山間部などに建てられ「壁が多く窓が少ない」シンプルな建築が特徴です。

そのため、ロマネスク建築はいわゆる観光地から離れたところに多く、毎回山道をたっぷり歩く巡礼のような旅が多かったそうです。

また、ロマネスクは建築だけでなく、例えば柱頭(柱の上部)やタンパン(建物入り口上部の壁)の浮彫・彫刻などにも独特のユニークな表現があり、各地の代表的な作品が豊富に紹介されました。

おしまいはバチカンやエルサレムとともに、小林さんが最も感動したというサンチャゴ・デ・コンボステーラです。
北スペインにあるキリスト教三大巡礼地の一つサンチャゴ・デ・コンボステーラでは、毎年7月25日に盛大なミサやお祭りがあり、見事な映像とともに紹介されて講演の最後を飾りました。
 
講演会は休憩を挟んでおよそ2時間。
小林さんが自ら撮影し編集した大作のDVDに、参加者らは時間を忘れて見入っていました。

また、小林さんと同様にロマネスクを愛好している、同じくHBC・OBの船越一幸さんも参加。船越さんの著書「ロマネスクの社会を散歩する」が抽選で参加者に贈呈され、映像とおしゃべり、そして文章でも西欧の中世建築に浸れる絶好の機会となりました。

なお、今回は41名の参加があり、そのうち新聞を見て駆けつけた一般市民の方々は15名いらっしゃいました。
次回は2018年春開催の予定ということです。  (文:奥津 写真:小林・越野)

紀行文の「旅のつれづれ」に小林さんから「私のロマネスク」が寄稿されています。
その中には高画質版の記事がありますのでこちらをご覧ください。





第4回まで続いた「勉強会」が、今回から「民放クラブの講演会」として、一般公開で再スタート。札幌駅北口のエルプラザ会場には、市民の方々を含めて51人が参加しました。
 


講師は、2017年5月まで JNN - HBC 北京支局に勤務したHBC報道部の枡崎 仁 記者。中国で2年半取材した中で感じた数々の裏話を披露してくれました。
 
北京支局の仕事は、中国国内の出来事や事件事故の取材だけでなく、最近は、北朝鮮関連の取材が増えているとのこと。北朝鮮へは北京空港経由が多いためで、空港でのアントニオ猪木議員のインタビュー映像も交えながら紹介しました。
広い中国各地への取材は空路ですが、外国の取材スタッフは国内線でもパスポートが必要で、ゲートで細かいチェックを受けるため、フライトの90分前には空港へ行かないと乗り遅れてしまうとか。

中国での話は「想像を超える物価高」「中国メディア事情」「中国人の金銭感覚」と広がります。
ことし前半話題になった「森友学園問題」。中国人のスタッフから「なぜ100万円くらいのお金で問題になるのかわからない」と言われたとか。
中国では付け届けは当たり前の習慣で、小学校の先生でも一人100万円くらいは普通に受け取っているという。思えば日系企業の製品発表会に取材に行った時、中国メディアに、いわゆる車代(現金)を渡しているのをよく見かけた。
摘発された元最高指導部メンバーの不正蓄財額が「2兆円」というから、14億人が住む広く大きいお国柄ならではの金銭感覚なのだろうか、と感想を述べていました。
おおらかな中国ならではの話は続く。2015年8月の「天津爆発事故」。
ポロシャツ姿で取材に行ったら、現場に取材規制線がなく爆発現場近くまで自由に行けたが。そこには危険なガスが流れていたとの情報で、あのサリン事件の時のような防護服を着た軍人が大勢現れ、クルー全員「死の覚悟を決めた」取材だったそうです。

2015年12月、人権派弁護士の裁判取材に行ったときのこと。スタッフの中国人カメラマンが規制中の警察車に連れ込まれてボコボコにされ、中国を愛していた彼が「日本がうらやましい」と涙ながらに語ったことなど、現場でしか体験できない生々しい話を聞かせてくれました。
最後に、最近の中国の「四大発明」とは @高速鉄道 Aシェア自転車 Bネットショッピング C電子決済のことだそう。
電話線が引けない広い中国だけに、ネットショッピングやスマホは広く普及。
北京では屋台で買い物をしてもスマホで代金を払えるため、財布を持たない若者が増えてきたが、それはニセ札対策でもあるなど、日本では聞けない話題を提供してくれました。

およそ1時間半、休みなく語った枡崎記者「中国は、最近欧米で続くようなテロは全くなく楽しい2年半でした」と話し、詰めかけた参加者からねぎらいの大きな拍手が送られていました。
(文:奥津 写真:越野)





12 15 日、世界の目が山口県での安倍首相とプーチン大統領の会談に集まりました。

両首脳が膝をつき合わせた二人だけの会談で、戦後70 年余を過ぎた歳月の重みをどう解決させるのか?

国民の期待は元島民を始めさまざまでしたが、会談の成果は北方領土をめぐって、共同経済活動や両国間での特別な法制度の協議を開始することで合議となりました。

日本とロシアの70 年の空白の歴史に真剣に取り組む両首脳の態度に、領土問題がもりこまれていないと批判の声もあるようですが、両国の未来への出発点として前向きな姿勢と評価する声が多いようです。
それにしても、日本と国境を接し一番近い国「ロシア」のことを、私たちはあまりにも知らなすぎではないでしょうか。

幕末から日露戦争、第二次世界大戦、いろんなことが日本とロシアの間にはくりひろげられました。

しかし「ロシア」はほとんど謎の国。判らないことばかりです。
敵を知り、己を知る・・・まず、相手のことを知りましょう。


STV元特派員の山内康次さん

社会活動部会の第4回時事勉強会は、プーチン大統領の来日を前にして日ロ関係の現状をテーマに、STV 元モスクワ特派員で現在は報道部ニュース編集長の山内康次さんを講師に招き、実際にロシアで見たこと、感じたことをお話しいただくことにしました。


質問をする北海道民放クラブ和田会長

会場は満席の40 人の聴衆で埋まりました。山内編集長はニュース編集のベテランだけに、北方領土の問題、プーチン大統領の国内の立場、ロシアの国内経済、海外でのロシアの影響力、さらに国民の生活状況・・・次からつぎと映像を駆使して流れるように解説され会場を魅了しました。

とくに、国後・択捉の軍事的役割や主権をめぐるロシアの立場など、日ロ首脳会談での問題点の指摘は適切で感銘させられました。

人口1億4,000 万人、日本の45 倍ある世界一広大な国土。国民の平均月収は5 3,000 円。この国と付き合うためには・・・?
山内康次・元モスクワ特派員の講演に考えさせられた2時間でした。

(文:和田 写真:越野)






  イギリスの EU 離脱が国民投票で決まるという、歴史的なニュースが世界を駆け巡った・・・。

いつもタイムリーな話題を提供する、北海道民放クラブの時局勉強会は「激動の欧州 最前線リポート」
と題して、札幌・かでる27で開催された。

講師には、この3月までANNロンドン支局特派員を務めたHTB北海道テレビ放送・報道部の及川大地記者。
満員の会場は熱気ムンムン状態である。

及川記者は担当した3年間を丹念に振り返り、報道ステーション等で放送された中継映像をたっぷり使って話された。

最初の2013年は、英王室にジョージ王子誕生と2020年の東京五輪決定。2014年は、シリア内戦・クリミア編入問題のほか、ノーベル物理学賞を3人の
日本人が同時受賞。2015年は、フランスの新聞社銃撃テロをはじめとする「イスラム国」によるテロ攻撃の激化・シリア難民の急増のほか、シャーロット王女の誕生・2人の日本人がノーベル生理学医学賞と物理学賞を受賞。及川記者が担当した、これらのニュースについて解説した。
ロンドン支局はイギリスが守備範囲と思いきや、欧州全般はもとより、トルコ・シリア・リビアまで飛び回っており、いわば「欧州・中近東支局」じゃないかと思った。
また中継車がなくても、その国の携帯電話ネットワークを使う背嚢形の「TVU」という簡易映像伝送システムを駆使し、まさに報道記者も戦士さながらだ。
さらに「TVU」とスマートフォンで2画面構成もするという。
今更ながら、中継技術の進歩と簡易化にはびっくり仰天だった。

質疑応答では、参加者からEU加盟国への波及・ヒットラー再来の危惧・夢に見たローマ帝国後の欧州統一≠ヨの失望・直接民主主義の危うさ・日本への影響などが語られる。
「21世紀はテロと難民の世紀」を予感させる、中身の濃い勉強会であった。
(文:上野 写真:長谷川・内田)






参加者  HBC: 内田・榎本・奥津・小野垣・柏倉・川島・木宮・桑畑・越野・小林・柴田 
    薗田・多田夫妻・竹田・建部・谷口・鳥羽・冨原・長原・羽生・藤井・山崎
    松原・和田    STV:北上・北島・佐藤・平松
  HTB: 上野・長谷川  UHB:上澤・鹿股・難波  Air-G:中田・湊
  ゲスト: 石井・北田

社会活動部会では2月の 中国事情」につづいて、今回は「イスラム国の現状」をテーマに、1214日(月)時事勉強会を関催しました。 

イスラム国をめぐるトラブルが相次ぎ、特にフランス、パリのテロ事件の惨劇が記憶に新しいだけに会員の関心が高く、会場の「かでる27」は、ほぼ満員の盛況ぶりでした。

講師は、北海道新聞経済部次長の小林基秀さん。

編集委員を経て平成24年から3年間カイロ特派員として駐在し、イスラム各地から生々しいニュースを送っていました。

アラブの春以来、アラブ社会各国は激しく揺れ動き、シリアをはじめとする難民が欧州各国になだれ込みました。テロの悲劇が世界中に飛び火しています。小林さんはエジプトを中心に、イスラム過激派が活動するシリアやイラン、アフリカのスーダンと広い地域をカバーしました。
取材は戦火が飛び交う地域や、内戦が激しい国々にもおよび、この日は取材先で撮影した映像を見せながら歯切れの良い解説を披露。聴衆を引きつけました。

19世紀の世界大戦は植民地をめぐる争い。21世紀の大戦は宗教、民族の誇りを掛けた争いといわれます。
ロシアの戦闘機をトルコが撃墜、サウジアラビアとイランが国交断絶と紛争は広がっています。

私達日本人にはなかなか理解できない中東の世界を、垣間見ることができた勉強会でした。

(文:和田 写真:長谷川)







50年に一度の大雨に襲われて次々と堤防が決壊し、泥水に流される家の屋根で自衛隊ヘリに助けを求める夫婦。電信柱にしがみついて濁流の中で手をふる男性。テレビの映像は災害の恐ろしさを同時刻で壮絶なまでに伝えました。
災害は忘れたころにやってくる、といいますが東北を襲う災害は記憶にまざまざと新しいうちに次々とやって来ます。
社会活動部会の沢井貴良子さん(HBC)は4年前の東日本大震災のあと、被災した子供たちに義捐金を贈るため、毎年、朗読会をつづけてきました。

ことしも秋の気配が漂いはじめた9月9日、札幌の中島公園にある北海道立文学館で「東日本大震災復興支援 沢井貴良子朗読会」を開催しました。

共演は、ヒューマンドキュメント「命の記憶」で芸術祭大賞受賞の安藤千鶴子さん(HBC)、フィンランドの民族楽器カンテレ演奏家のあらひろこさん。
会場一杯、130人の拍手に迎えられプログラムは進められました。

沢井貴良子さんの朗読作品は、加藤多一・作「馬を洗って」、新美南吉・作「うた時計」。表現豊かな、しっとりとした語り口に会場の人たちは魅せられたように聞き入っていました。魅惑的なカンテレの響きが、語りを盛り上げてこだまします。

朗読の合間に、大災害のあと遅々として進まない被災地の人々の悲しみを伝える、詩と作文「かぜのでんわ」から『被災地より』を安藤千鶴子さんが朗読しました。

語りの名手、安藤さんの朗読は、淡々とした中、溢れんばかりに情感がこもり、被災他の人々の悲しみが惻々と伝わって胸を打ちます。思わずハンカチを手にする人も見られました。
朗読会の義捐金は災害地の子供たちへ贈られました。      (文:和田)








さっぽろ雪まつりのオープンを翌日にひかえ、なんとなく街中がざわめいていた2月4日(水)北海道民放クラブ社会活動部会では、最近の日中関係について勉強会を開催しました。

社会活動部会では、時折時宜に適した社会問題を取り上げ、部会のメンバーで勉強会を開催してきましたが、今回は枠を広げクラブのほかの方にも参加していただき、勉強しようと呼びかけました。
会場はリンケージプラザで、35 名が参加しました。
札幌市の施設リンケージプラザは、ことし3月で取り壊され移転することになるので最後の利用となります。

講師は、HBC報道部山岡英二さん
テーマは、最近著しい経済発展をつづけている隣国「中国」の実情はどうなのか? 本当の姿はどうなのか?

講師は、北京特派員の任期3年を終えて1月に帰国した、HBC 報道部山岡英二さん。フレッシュな目で観察した中国の真実が、立て板に水のように語られました。

積極的平和主義のかけ声で、安倍内閣は積極的に周辺諸国へ外交戦略を展開しておりますが、中国も、韓国も、北朝鮮も、かたくなに口を閉
ざして語りかけてはきません。テレビでは反日の旗を掲げたデモ隊が抗日を絶叫しています。
その一方、最近の日本のホテルには中国語が氾濫し中国からの観光客が買い物袋を抱えて右往左往しております。
豊かに発展する最近の中国の裏側をリポートしました。
 
山岡さんは、学生時代に中国留学もしており中国語が堪能で、中国人の心理や内側の分析も的確に思えました。中国の驚異的な経済発展の裏側にあるもの、中国の現在と未来へのするどい洞察は聞く者に感銘を与えてくれました。
   
そして、政治面や海洋進出で日本やフィリピン、領土問題でベトナムやカンボジア等、周辺諸国と摩擦を起こす現状について、聴衆の矢継ぎ早な質問に的確明快に答えていたのが印象的でした。
参加者たちは中国に対する新たな認識を学ぶことができ、活発な討議とともに実のある2時間を過ごし、盛大な拍手で締めくくりました。
(文:和田 写真:内田)